コミュニケーションについて その1
人と話すのは楽しい。
いつからか人と話すのが楽しくなった。人生の途中から、大学くらいだと思う。
いわゆる大学デビューしたのだと思う。
大学入学当時から楽しい人、盛り上げ上手という評価をもらっていた。
おだてられて高く高く登ろうとしていて、且つ結果も出るから楽しかった。
でも、本当の意味で会話がうまいのではなかったのだと今では思う。
初対面や関係が浅い状況での会話が上手なだけで、深い話になるととたんに役立たずになっていた。機知にとんだ言葉や言い回しが出るわけでもない。相手の気持ちを包み込むような話題が展開できるわけでもない。
ただただ、刹那的な会話能力が高くなっただけであった。
社会人になってから、更に会話の能力が上がった。
人の相談に乗り、それに回答できるようになっていった。飲み会にも「話せる楽しい人」として呼ばれるようになった。
年々、会話の能力が上がっていったことに起因しているのだと思う。
でも仕事ではそのスキルがあまり役に立たない。宴会や接待ではめちゃめちゃ話せるのに、仕事の話の話になると途端に黙りこくってしまう。。。
大学から10年以上たって、デビュー当時のことを思い出した。自分は話すのがもともと得意ではなかったことを。
なぜ、いまのようになったのだろう。なぜできることとできないことが起こるのだろう。
この違いを考察することで、会話力とは何か、どのように向上させるのか ということの糸口となると確信している。